○吉野ヶ里町犬取締条例
平成18年12月25日
条例第191号
(目的)
第1条 この条例は、狂犬病予防法(昭和25年法律第247号)によるものを除くほか、犬による人、農作物、家畜その他(以下「人畜等」という。)の被害を防止し、もって住民の日常生活の安全を図ることを目的とする。
(1) 飼い主 犬を所有し、占有し、又は管理しているものをいう。
(2) 飼い犬 飼い主のある犬をいう。
(3) 野犬 飼い主のない犬をいう。
(4) けい留 飼い犬を丈夫な鎖若しくは綱でつなぎ、又は飼い犬をおり若しくは柵の中に入れて人畜等に被害を与えないように、その行動を一定範囲に制限しておくことをいう。
(飼い主のとるべき措置)
第3条 飼い主は、次に掲げる措置をとらなければならない。
(1) 飼い犬を人畜等に害を加えないように、けい留すること。
(2) 飼い犬をけい留している場所から連れ出す場合は人畜等に危害を加えないように丈夫な鎖又は綱でつなぎ、かつ、かむおそれのあるときは口輪をかけること。
(3) 飼い犬をみだりに捨てないこと。
(4) 飼い犬が人畜等に害を加えたときは速やかに、その旨を町長に届け出ること。
(1) 警察犬又は狩猟犬である犬を、その目的のため使用するとき。
(2) 人畜に害を加えるおそれのない場所で、飼い犬の運動又は訓練をさせるとき。
(3) 展覧会、競技会又は演芸場において、その目的のために飼い犬を使用するとき。
2 指定された職員がその職務を行う場合は、その身分を示す証票を携帯し、関係人の請求があったときは、これを提示しなければならない。
(野犬の捕獲等)
第5条 町長は、野犬による人畜等に対する被害を防止するため特に必要があると認めるときは、捕獲器及び薬物等を使用して野犬を捕獲し、又は薬殺(以下「捕獲等」という。)することができる。
2 町長は、前項の規定による野犬の捕獲等を行うときは、あらかじめその期間、区域及び方法を定め、飼い犬及び人畜等に被害を及ぼさないよう当該区域及びその近傍の住民にその旨を規則の定める方法により周知徹底させなければならない。
2 第4条第1項の規定による措置命令に従わない者は、2万円以下の罰金又は科料に処する。
(委任)
第7条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
附則
(施行期日)
1 この条例は、平成19年4月1日から施行する。
(条例の廃止)
2 三田川町犬取締条例(昭和48年三田川町条例第33号)及び東脊振村犬取締条例(昭和45年東脊振村条例第12号)(以下これらを「旧条例」という。)は、廃止する。
4 施行日の前日までにした行為に対する罰則については、従前の例による。