ロタウイルス
ロタウイルス感染症とは?
ロタウイルス感染症とは、ロタウイルスに感染することによって生じる胃腸炎のことです。
ロタウイルスには、ほぼすべての小児が3~5歳になるまでに感染するといわれています。生後3か月以前の感染では無症状のことが多く、それ以降に感染すると何らかの症状を呈します。
何度も感染する可能性もありますが、感染の回数を重ねるごとに症状が軽くなるため、年長児や成人で重症化することはほとんどありません。
ロタウイルスワクチン
ワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎による入院患者を約70~90%減らすことができたと報告されています。
ワクチンは2種類あり、同様の効果があります。2回接種を受けるものと3回接種を受けるものがあります。同じワクチで、決められた回数の接種をしましょう。
※出生15週0日後以降の初回接種については安全性が確立されていないため、出生14週6日後までに初回接種を完了させることが望ましいです。
※経口摂取後に吐き出したとしても追加の投与は必要ありません。
ロタテック(5価)
対象者
出生6週0日後~生後32週0日後までの間にある者
標準的な接種時期・必要接種回数
生後2か月に至った日~出生14週6日後に至るまでの間に27日以上の間隔をおいて3回
ロタリックス(1価)
対象者
出生6週0日後~出生24週0日後までの間にある者
標準的な接種時期・必要接種回数
生後2か月~出生14週6日後までに27日以上の間隔をおいて2回
共通
持っていくもの
・予診票
・母子健康手帳
接種費用
無料
接種後の注意
接種後1~2週間は「腸重積症」に注意しましょう!
腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。
ワクチン接種から1~2週間くらいまでの間には、腸重積症のリスクが通常より高まると報告されています。
腸重積症の症状としては、
□突然はげしく泣く
□機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
□嘔吐する
□血便がでる
□ぐったりして顔色が悪い
などがあります。
接種後にこれらの症状が一つでも見られた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、乳幼児がり患することのある疾患で、まれな病気ではありません。
この記事に関するお問い合わせ先
こども・保健課 健康増進係
〒842-0104 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津775番地 東脊振健康福祉センターきらら館
電話番号:0952-51-1618
ファックス:0952-52-8621
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