帯状疱疹

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症を抑制し、重症化や後遺症の予防につながるとされています。

帯状疱疹ワクチンには、下記表のとおり、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があり、原則として50歳以上の方を対象とした「任意接種」となっていますが、接種回数や費用、効果等が異なります。

任意接種は個人の判断にて接種を行うため、接種を希望される場合、費用は全額自己負担となります。

詳しくは各医療機関へお問合せいただき、予防接種による効果や副反応などについてもよく理解された上で、接種をご検討ください。

 

<帯状疱疹ワクチン説明>
名 称 ビケン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) シングリックス(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
種 類 生ワクチン 不活化ワクチン
対 象 50歳以上 50歳以上
又は
帯状疱疹にり患するリスクが高いと考えられる18歳以上の者
接種
回数
1回 2回
費 用 1万円程度 4万円程度(2回で)
接種
方法
皮下注射 筋肉注射
発症予
防効果
69.8% 96.6%
持続性 5年程度 9年以上

 

帯状疱疹とは

こどもの頃にかかる水痘(みずぼうそう)が治った後、ウイルスは体内に潜み、加齢や免疫低下などがあると再び活性化し、帯状疱疹を発症します。

50歳代から発症率が高まり、70歳以上でさらに高くなりますが、加齢・ストレス・疲労も、帯状疱疹の発生リスクを高める要因となります。

症状は、赤い斑点や水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、胸やお腹、背中、顔面に帯状に広がることが多く、皮膚と神経の炎症により皮膚症状だけでなく痛みが生じます。

治癒後に、皮疹が消えた後も長い間(数か月)痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」になる場合があります。 加齢とともに帯状疱疹後神経痛を引き起こすリスクも高くなるため、注意が必要です。

帯状疱疹の治療

ウイルスを抑制する「抗ウイルス薬」が治療の柱となります。

できるだけ早く、皮疹が出てから2~3日以内に抗ウイルス薬を投与されることが望ましく、重症化や帯状疱疹後神経痛を予防できる確率が高くなります。

症状を自覚したら、早めの受診・治療で、症状の重症化や長期化を予防しましょう。

帯状疱疹の予防

高齢者食事

免疫が低下しないように、日頃の体調管理が重要です。

  • 1日3食、バランスのよい食事
  • 質の良い睡眠と十分な休養
  • 適度な運動
  • リラックスできる時間を過ごす
  • 帯状疱疹ワクチンを接種する

などがあります。

この記事に関するお問い合わせ先

こども・保健課 健康増進係
〒842-0104 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津775番地 東脊振健康福祉センターきらら館

電話番号:0952-51-1618
ファックス:0952-52-8621
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